【 トーイックとは(Wikipediaより抜粋) 】
- 国際コミュニケーション英語能力テスト(英: Test of English for International Communication)で、通称TOEIC(トーイック)。
聞き取りと筆記で英語によるコミュニケーションとビジネス能力を検定するための試験。満点は990点
TOEIC(トーイック)。
『国際コミュニケーション英語能力テスト5種』の総称であるが、特に断りが無い限りは『TOEIC L&R(聞き取りと筆記)』を指していると考えて問題ない。
筆者も趣味と実益を兼ねて、十数回受けた事があるので(目標点数に到達したので卒業)、その過程で知ったり感じた事を記録しておきたい。
【良く言われる利点】
- 受験、留学、就職、社会人生活などにおいて有利になる
【上記の利点に対する筆書の見方】
- 概ね合っている
- *履歴書に書けるのは600点以上か?
【 良くある批判 】
- 読解とリスニングだけのテスト(話したり書く能力は試されない)
- 出題パターンが決まっている
- 実生活ではありえない展開での設問が多い
- マニア(トーイッカー)が趣味で受けている
【批判に対する筆者の考え】
- 概ね合っている
- *逆に英検(実用英語技能検定)が過小評価されている
【筆者の見方(プラス面)】
- 英語が実際に使えるようになるかは別として、次のようなメリットがある
- 物事や目標に対して継続的に取り組める事の証明になる
- パターンや傾向がある課題に対して、分析力がある事の証明になる
- 時間管理や時間配分が出来ること事の証明になる
- 約2時間、集中力を持続出来る事の証明になる
- 知らない環境でも平常心を保てる力が身につく
【テストの特徴】
- 1回でも受験した事がある人の数が多く、難度(難易度)が最も広く知られているテストの1つ。
- 努力(勉強量)が報われやすい仕組み
【まとめ】
- レベルBの730点を超えてくると周囲が「勝手に過大評価してくれる」可能性が出てくる。
- レベルAの860点を超えると、国家資格(かなり高難度)や学歴(難関私立大学程度?)と同等に評価される場合もある。
- 満点(990点)取得者は逆にマニア扱いされてしまう場合もあるので注意が必要。
- 履歴書に書ける資格(正確には検定)としては、コストパフォーマンスが高い。
- ただし、英語を話す(および書く)能力は測られないので、基本的には目標点数を設定して、そこに到達したら卒業すべき。
【参考】TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関
- *一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 2012の公式文書より抜粋
- *990点満点
- レベルA 860点
- Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる
- 自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。
- Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
- レベルB 730点
- どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
- 通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。
- 業務上も大きな支障はない。
- 正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。
- レベルC 470点
- 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。
基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。
- レベルD 220点
- 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。
身近な話題であれば応答も可能である。
語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いが、相手が Non-Nativeに特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通をはかることができる。
- レベルE 220点未満
- コミュニケーションができるまでに至っていない
単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。
断片的に単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。
2023/9/4 改訂(2回目)
2021/11/13 初出
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