【 始めに】
- 試合のルールや進行自体は日本と同じです
【本記事タイトルの由来】
- 2022年シーズンの加盟球団名より(5チーム、創立順)
- 中信兄弟(中信ブラザーズ)、味全龍(味全ドラゴンズ)、統一獅隊(統一ライオンズ)、富邦悍將(富邦ガーディアンズ)、樂天桃猿(楽天モンキーズ)
台湾のプロ野球。
1989年の創設以来、日本のプロ野球とは人的交流を筆頭に、合同キャンプを行ったり、日本で活躍する(した)選手が国際試合では台湾代表として日本の前に立ちはだかったり、2019年には楽天(モンキーズ)が逆に台湾リーグに参入したりと、その交流は深く共通点も多いが、実際に球場やテレビで見ていると違いも多かったのでまとめてみたい。
【日本との違い】
- *2021~2022年シーズンで筆者が大きいと感じた順
- チーム数が少ない(5チームで1リーグ制)
- *人口比(約2,500万人に対し5チーム)は、日本(約1.2億人に対し12チーム)より高い
- ホームランが少ない
- *以前は逆にホームランが出すぎた為、数年前から反発係数の低いボールに変更されたらしい
- 内野ゴロのエラーや不完全捕球が多い
- *技術の問題と言うより、天然芝のコンディションの影響が大きいと考えられるが、(初見の天然芝球場で試合をするケースも多い)国際試合などでは、この環境が有利に働くと思われる。
- 競技レベルが日本より若干低い
- *日本の一軍半ぐらいか?
- *米国や日本に次ぐ(高い)レベルと言う見方も可能で、日本人の在籍記録も多い。
- 選手の年俸が米国や日本に比べて低い
- *多くの選手が日本(NPB)や米国(大リーグ)でプレーする事を目標としている
- プレー中にホームチームの専属チアガールによる応援がある
- *ホームチームの攻撃中にベンチの上で踊りまくる
- *『熱区』と言うダンスがよく見える席の値段が高く(最高額の場合もあり)、実際にここから売れていく
- *観客も一緒に踊れるように一曲毎の振り付けはそれほど複雑でないが、最高で200種ぐらいあるらしい。
- *応援全体を統率するのは男性の応援団長だが、チアガールに比べると注目度は低い
- チアガールに合わせて踊っている人が多い
- *振り付けをマスターしている観客も散見される
- ベンチ:三塁側=ホーム、一塁側=ビジター の場合が多い
- 試合前の練習時間が短い:暑い中で体力や集中力を消耗する事を避けるためらしい
- *夏は(暑すぎるため)デーゲーム自体が開催されない
- 応援席の区分:内野=ホーム、外野=ビジター
- 2020年ぐらいまで、球場でアルコール類(ビール)が売られていなかった(らしい)
- *飲食物の持ち込みはフリー
- 球場の観客席が少ない:最大で約20,000人収容。プレーオフ以外で満員になる事は皆無。
- *台北ドームは40,000人だが、2022年現在未開業
- 入場料が比較的安い:最高でNTD550(約2,200円)程度
- *2022年時点の参考レート:TW$1=約¥4.0
【その他】
- 収容人員4万を誇る台北ドーム(台北大巨蛋)が建設中であるものの、(行政上および経営的理由から)竣工~開業の見込みは立っていない。
【まとめ】
- 筆者は観戦リピーターだった(2021~2022年)
- *開放的な雰囲気の中ビールを飲むのが主目的で、対戦カードや勝敗にはあまり関心を払わなかった
- 観光スポット(春~秋)の選択肢としても推薦できる
【追記(2023年以降のトピックス)】
- <2023年>
- 台鋼雄鷹(台鋼ホークス)が加盟
- *二軍戦にのみ参加
- 台北ドーム開業
- <2024年>
- 台鋼雄鷹(台鋼ホークス)が一軍リーグにも参戦
- 台北ドームでプロ野球の公式戦が開催される
- *フライチャイズとする球団は表われず
- 国際大会『プレミア12』で、プロから選抜された『Chinese Taipeiチーム』が、決勝戦では日本を破って優勝
- *国際大会での初優勝
改訂
2025/1/1 初出
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