【はじめに】
一部を除き、各人の社会的生命(芸能・選手・政治)に深刻な影響を与えた出来事、具体的には不祥事ばかりが並びますので、体質に合わない場合は閲覧を中止下さい。
想像の斜め上を行くオチ。
『事実は小説より奇なり』や『○○は筋書きのないドラマ』など言われるが、芸能、スポーツ、政治、出版などの各界において、当事者たちさえ予想しなかったであろうオチが付いた出来事や騒動をまとめてみた。
*記載順=発生順
*当時の影響度など(筆者独断)=の数による5段階表示
*人名の表記について:①適宜イニシャルに置き換え ②特に深刻なエピソードについては固有名詞で記述しない
【労働基準法で15歳未満は20時以降の生放送に出演出来なかった事が話題になった件(1981年ごろ)】
- <当時の話題度>
- 1981年9月に発売された女性俳優 I藤時Tかさ のデビュー曲『素○なシー○ン』がヒットし、『歌手の生出演』を売りにしていた当時の人気歌番組、『ザ・ベストテン』にランクインした。
- しかし、当時の彼女の年齢が15歳未満だったため、労働基準法の規定(20:00まで)により、21:00放送開始の同番組に生出演する事が出来なかった。
- 翌年、その女性俳優は15歳の誕生日を迎えた事により22:00まで生出演自体は可能になったものの、その後はヒット曲は生まれず、番組自体も1989年に終了した。
【タクシーの忘れ物検証(1980年代?)】
- <当時の話題度>ゼロ *全国レベルでも筆者以外は気付かず、もし気付いていても覚えていないと思われる
- あるバラエティ系の番組で『タクシーに財布を置き忘れたら戻ってくるのか?』と言う実験企画があり、テレビ局の女性アナウンサーが、『客を装って意図的に財布を置き忘れる仕掛け人』を担当した。
- 結果的に、財布は忘れ物としてタクシー会社に報告用紙と共に保管されていたが、『お客様の特徴』と言う欄には、的確なコメントが記録されていた!
- お客様の特徴:化粧濃くて派手。水商売?
【プロ野球選手のポーカー賭博謝罪会見(1992)】
- <当時の話題度>
- ポーカー賭博で逮捕(後に不起訴)されたプロ野球Y売K人軍の S田I コーチ。
- 謝罪会見の際に着ていたセーターが『トランプ柄』だった!
【写真誌 FRIDAY 編集部襲撃事件(1986)】
- <当時の話題度> *社会問題化した
- <概要>お笑い芸人BトTけし(K野T)及びその弟子11名(Tけし軍団 および Tけし軍団セピア)が写真週刊誌『FRIDAY』編集部をを襲撃した事件(刑事事件)。
- <現場写真>『FRIDAY』は写真週刊誌として一世を風靡しながら、編集部が襲撃を受けた際、その部屋にはカメラが1台も無く、事件の様子は1枚も写真として残されていない。
【映画の衣装に関するエピソード(1996)】
- <当時の話題度> *撮影秘話の域にとどまる
- 映画『虹をつかむ男』にホームレス役で出演する芸人兼俳優が撮影現場に行ったところ、「今日用意された衣装の中に、にしっくりくる衣装がない」という監督の判断で、翌日へ持ち越しとなった。
- そこで、帰宅するため私服に着替えてから挨拶に向かったところ、監督から「それだ!!」と言われ、その服装で撮影~上演された。
【防犯・警備システムのCMを担当しているプロ野球界におけるレジェンドの自宅に端物を持った男が侵入した事件(2002)】
- <当時の話題度>
- 防犯システムのキャッチフレーズ:「セ○ム、してますか?」
- 実際:「セ○ム、解除してました!」
【女性俳優の年金未加入事件(2004)】
- <当時の話題度> *芸能界からの引退にまで発展した
- 同性からも高い支持を受けていた女性俳優 E角Mキコ氏 は、ポスターやCMで国民年金のPR役を務めながら、本人は17年間にわたり未加入だった。
- PRのキャッチコピー:「将来、泣いてもいいわけ?」
【政治家の年金未納三(四)兄弟問題(2004)】
- <当時の話題度> *政治問題から保険制度の見直しにまで発展した
- 小泉内閣(当時)の閣僚だったN川S一氏、A生T郎氏やI破S氏の未納が発覚。
その際に彼らを「未納三兄弟」と名づけ、痛烈批判をしていた民主党代表(当時)のK・ N人氏も、後に未納だったことが明らかに!
【子育て休暇の国会議員による不倫騒動(2005)】
- <当時の話題度> *議員辞職にまで発展した
- 男性現役国会議員として初めて育児休暇取得を宣言して話題になったが(好意的に受け止められていた)、妻が出産のため入院している間に不倫をしていた事が発覚した。
【女性俳優兼タレントに対する覚醒剤取締法違反による逮捕~裁判(2009)】
- <当時の話題度> *芸能人としてのキャリアが崩壊した
- 被告の女性俳優兼タレント(元アイドル歌手で当時はママタレ枠)は、2009年から始まっていた裁判員制度の認知度を上げるため、2008年に最高裁判所が企画・制作した広報映画『審理(しんり)』の主演(裁判員役)を務めていた。
【有名司会者の所得申告モレ謝罪会見(2013)】
- <当時の話題度> *芸能人として実質的な引退に追い込まれた
- 概要:有名司会者 B東E二 が、頭髪の『植毛費用』を20年間にわたり『経費として』計上していたとして税務署から申告漏れの指摘を受けた。*直近7年間より前の分は時効
- 補足:カツラなら(取り外しが可能なため)、芸能人の場合は衣装扱いで経費として認められる(場合もある)が、植毛は美容整形にあたるので、経費として認められない
- その他:1988年より国税庁による『期限内の確定申告を呼び掛ける』PRの担当して来た経歴があり、2007年には名古屋国税局より感謝状まで贈られていた。
- < 謝罪会見のやりとり(締めくくりの部分のみ)>
- 記者:今日でみそぎが済んだ?
- 本人(語気を強めて):「そんなに軽くすべてがどうこうするなんて、毛頭思っておりません。ですが・・・後略」
【テレビドラマ『偽装不倫』撮影~放映中のリアル不倫騒動(2019)】
- <当時の話題度> *実生活での離婚に至った
- ドラマでは主人公の『独身女性が既婚者のフリ(不倫のフリ)をする』と言う設定だったが、これの撮影~放映期間中に、主演女優の夫が実生活で不倫していた。
【映画『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』(2022公開予定)】の公開延期
- <当時の話題度>
- 1回目の延期: *間接的な影響に留まった
- 2回目の延期:*刑事事件が絡み映画がお蔵入りする危機にまで発展した
- 作品のクライマックスは『総理大臣を取り調べる』シーンとなっているのだが・・・
- 2022年:安倍晋三元総理の銃撃事件により公開延期
- 2023年:重要キャスト(総理大臣役)が実生活で逮捕され公開再延期。
- 2024年6月:『再始動(一部キャスト変更の上で部分的に撮り直し)』の発表あり。良かった!
【まとめ】
- 天才シナリオライターの会心作にもないような展開やセリフが並んだ
- *個人の見解です
- 当人にとって社会的な致命傷となってしまった例も含まれている
2025/1/3 初出