アルファベットを使ったネーミング。
商品名や題名は、注目度、売れ行き、安心感など向上させる重要な要素だが、その一部にはAからZのアルファベットを採り入れる方法で、効果を高める事に成功している例があるので、まとめてみたい。
【A】
- アリナミンA:薬品
【B】
- チョコラBB:薬品
【C】
- ウルトラC:体操競技の難度
- *競技レベルの向上に伴い、2021年時点でI(アイ)難度まで設定されている
- オロナミンC:炭酸飲料
- セメダインC:接着剤
【D】
- リポビタンD:栄養補給ドリンク
【E】
- E電:東京都心部のJR路線?*死語
- E気持ち(いーきもち):歌謡曲/1981
【F】
- のびのびサロンシップF:湿布薬
【G】
- Gメン(特殊かつ専門性が高い分野における捜査官の俗称)」
- G-SHOCK:腕時計のブランド
- Gパン:ジーンズの別称
- G:嫌われる昆虫
【H】「エッチ」と発音されがちなので、商品名として非常に使いにくい
- オロナインH軟膏:塗り薬
- *Hの読みは「エイチ」
- *Dだった時もあるらしい
【I】数字の<1>と混同されやすいため、使いにくいと推測される
- iPhone:携帯電話
【J】
- Jリーグ:日本のプロサッカーリーグ
【K】
- Kバレエ カンパニー:バレエ団
- サークルKサンクス:コンビニ
【L】<大型/Lサイズ>と混同されやすいため、使われにくいと推測される
- シーチキンL:マグロのオイル漬け缶詰
【M】<中型/Mサイズ>と混同されやすいため、使われにくいと推測される
- M&M's(エムアンドエムズ):キャンディでコーティングされたチョコレート
- マクドナルドのMマーク:正式名ゴールデンアーチ
- μ(ミュー)(コンパクトカメラ)
【N】
- Nゲージ:鉄道模型の規格 *線路幅9㎜→ナイン→nine→N
【O】数字のゼロと混同されやすいため、使用されにくいと推測される
- アトニン-O(ホルモンの一種オキシトシンより)
【P】
- 6Pチーズ(ろっぴーちーず):個別包装済チーズ
【Q】
- オバケのQ太郎/オバQ:漫画/テレビアニメ
- チョロQ:男児向け玩具
【R】*登録商標の®(マルアール)と混同されやすいため、基本的に避けられると推測される
- アリナミンR:ドリンク剤
- ビフィーナR:機能性食品(整腸作用)
【S】
- 新ビオフェルミンS:薬品
- ポポンS:薬品
【T】
- T-岡田(てぃー・おかだ):プロ野球選手の登録名。本名 岡田 貴弘
- Tシャツ :広げた時にT型になるシャツ。*一般的に綿製でボタンや襟はない
【U】
- Uボート:ドイツの潜水艦(の総称) *日本では一般的に第一次および二次世界大戦時代の物を指す
【V】
- コンバトラーV:テレビアニメのロボット
- サインはV:スポ根ドラマ
【W】
- W:強力わかもとのWマーク
- 仮面ライダーW
- Wコロン:漫才コンビ(2004~2015) *同門コンビ複数あり
- W(ダブルユー):アイドルユニット
【X】
- Xスタンパー:浸透印(いわゆるシャチハタ)
- X Japan:音楽バンド
- 東京X:ブランド豚肉
- ドクターX:テレビドラマ
- ミスターX:謎の人物
【Y】
- Y字バランス:体操競技やバレエの技
- Yシャツ:スーツ用のシャツ *本来はホワイトシャツだが、こう発音した方がネイティブには通じやすいと思われる
【Z】
- フェアレディZ:スポーツカー
- マジンガーZ:ロボット漫画/アニメ
- ももいろクローバーZ:ガールズユニット
【傾向】
- I、 L、M、O、など、数字やサイズ表記と紛らわしい物は使いにくいが、Sは例外的に使用例が多い
- アルファベットの上位(A~Dぐらい)とS、X、Zが使いやすいか
- GとZは強いイメージ
- Xは謎や神秘のイメージ
【まとめ】
- もはや、アルファベットなしでは成立しない例も多い
- 医薬品/医薬部外品が圧倒的に多い。
- *本記事で採り上げた例は全体の極く一部
2021/12/26 改訂(3回目)
2021/7/31 初出
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