【始めに】外来語(主に英語からの導入)に興味のない方にはつまらないと思います
カタカナの同音異義語。
外国の単語や用語を日本語に取り入れる際、カタカナを使えばほぼ自動的にそそれを行う事が可能であり、カタカナ表記自体も『横文字』として、格好良いイメージで捉えられることも多い。
それと同時に、日本語の発音は母音・子音ともに少ない事から、多くの同音異義語も生み出されているので、まとめてみたい。
*原語自体が同音異義語の場合もある
ア行)
- アール:are/記号:a(仏語で広さを表す単位) と R(アルファベットの18番目)
- イースト:east(東) と yeast(イースト菌/パン種)
- イヤー:ear(耳) と year(年、年間)
- *前者は「イア」の方が原音に近いか
- ウイーク:weak (弱い) と week(週)
- ウエスト:waist(腰部) と waste(浪費する) と west(西)
- *waistとwasteは正式な英語でも同音。ただし『ウェイスト』の方が原音に近いか?
- ウエイト:wait(待つ) と weight(重さ)
- *正式な英語でも同音
- エール:ale(飲み物) と yell(大声での応援)
- <aleの例>ジンジャーエール。ペールエール。
- <yellの例>対戦相手の応援団にエールを送る
- オート:auto(自動車、自動の) と oat(エンバク、カラスムギ)
- <autoの例>オートショー、オートメーション
- <oatの例>オートミール、オートミルク(オーツミルク)
カ行)
- カイロ:chiropractic(西洋式整体)の略称 と Cairo(エジプトの首都)
- カラー:collar(襟) と color/colour(色) *正式な英語における発音もほとんど同じ
- カート:cart (手押し車) と kart(ゴーカート、レーシングカート) と Kurt(人の名)
- *cartとkartは正式な英語でも発音は共通(の模様)
- グラス:glass(ガラス、コップ、眼鏡) と grass(草)
- クラブ: club(倶楽部、ゴルフ用品、トランプのマーク) と crab(カニ)
- グランド:grand(壮大な、偉大な) と ground(地面、土地、運動場)
- *groundは「グラウンド」と発音すれば区別が可能で、実際にそう言う例の方が多い
- クレーム:claim(要求する/苦情) と creme(仏語でクリーム)
- <cremeの例>シュー・ア・ラ・クレーム
- クロス:cloth(布) と cross(交差する、十字形)
- グローブ:globe(球体、地球、地球儀) と glove(手袋/野球グラブ) と grove(茂み)
- コーチング:oaching(目標達成の手助けを行う事) と coating(皮膜で覆う)
- <後者の用例>チョコレートコーチング
- *1971年に業界の自主ルールとして制定された、チョコレートの規格基準を定めた「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」上の用語
- コート:coat(衣、衣服) と court(法廷、競技が行われる場所)
- コールド:called(宣言された) と cold(冷たい)
- *calledは、野球の『雨天コールド』や『○○回コールド』として主に使われる
- コーン:cone(円錐形のもの、アイスクリームのコーン) と corn(トウモロコシ)
- コレクト:collect(集める、受取人払いの) と correct(正しい、修正する)
- <前者の用例>コレクター(収集家)、コレクトコール
- <後者の用例>コレクションテープ(修正テープ)
サ行)
- サンデー:sundae(デザート) と sunday(日曜日)
- *後者は「サンディー」に方が原音に近い模様
- サンド:sand(砂) と sandwich(料理/挟む)の短縮形
- *『サンド(sand)』部分は同音だが、後者は『d』部分の発音が省略される場合がある
- サーブ:SAAB(かつて存在していたスエーデンの自動車メーカー) と serve(奉仕する、ネット型球技でプレーを開始するため相手コートに向けボールを打つこと、 あるいは打たれたボール)
- *『SAABの自動車』は2010年まで日本にも輸入されており、2024年10月に筆者も都区内で目撃した
- *『航空機・軍需品メーカーとしてのSAAB』は2024年現在も存在している
- シー:C(アルファベットの3番目) と sea(海) と see(見る) と she(彼女/女性の三人称)
- *Cとseaとseeは正式な英語でも同音
- シック:chic(落ち着いた)(フランス語) と sick(病気の、病人) と thick(厚い、密度が高い)
- シート:seat (座席、スポーツの定位置) と sheet(敷布、薄い板状のもの)
- シュー:shoe(英語で靴) と chou(フランス語でキャベツ)
- *英語で 『シュークリーム』と言うと『靴墨(shoecleam) 』 の意味になる
- ジュース:deuce(スポーツのセット/マッチポイントを1点差で迎えている状態) と juice(果汁)
- *前者は『デュース』と発音される事の方が多い
- ショート:short(短い) と short(サクサクしている)(例:ショートケーキ、ショートニング)
- *正式にもスペリングと発音が共通
- *ショートケーキはもともとクッキー(ビスケット)にクリームを挟んだものだったらしい
- スイート:sweet(甘い) と suite(スイートルーム=続き間のある部屋)
- *正式な英語でも発音は共通
- スチール:steel(鋼鉄) と steal(野球の盗塁) と still(静止した)(例:スチール写真)
- *steelとstealは正式な英語でも同音
- *stillの発音は『スティル』または『スチル』の方が適切か
- スペア:spare(予備、スペア) と spear(spearmint)(槍、ミントの種類)
- *後者は『スピア/スピアー』の方が適切か
- スラム:slam(叩きつける) と slum(貧民街/貧民窟)
- <slamの例>グランドスラム、スラムダンク、ボディスラム
- <slumの例>スラム街
- スロー:slow(ゆっくり) と throw(投げる)
- セル:cell(細胞、表計算ソフトのマス目) と sell(売る)
- *正式な英語でも同音
- セント:cent(通貨) と Saint/St.(聖人)
- *Saintを『セイント』と発音する事で区別も可能だが、地名の『セントルイス』や人名の『セント・バレンタイン』等のように、『セント』が完全に定着している例もある。
- ソウル:Seoul (韓国の首都) と soul(魂)
- ソース:sauce(液状の調味料) と source(情報源、出典)
タ行)
- タイ:Thai(タイ王国の) と tie(ネクタイ、同点、同順位)
- タイム:time(時間) と thyme(香草の一種)
- *正式な英語でも同音
- タグ:tag(札) と tug(引っ張る)
- <tugの例>タグボート
- タコ:taco(料理名) と tacho(エンジンの回転数)
- <tacoの例>タコス、タコライス
- <tachoの例>タコメーター、タコグラフ
- ティー:tea(茶) と tee(Tの文字/ゴルフの第1打目/ゴルフの球を乗せる台)
- チーク:cheek(頬、ほっぺ、頬紅) と teak(チーク材)
- チップ:chip(削りくず、薄切りの食材) と tip(心付け、かすった当たり)
- <chipの例>ポテトチップ、燻製用チップ
- <tipの例>ファウルチップ、チップをはずむ
- *後者を『ティップ』と発音すれば、区別は可能
- チョーク:chalk(白墨) と choke(窒息させる)
- <chokeの例>(格闘技の)チョーク攻撃、(エンジンの)チョーク弁
- トラック:track(轍、走路、 データや音声信号の記録帯) と truck(運搬車両、トロッコ)
- ドラッグ:drag(引っ張る、引きずる、女装趣味の男性) と drug(麻薬、薬剤)
- チリ:Chile(国名) と chili(南米産のトウガラシ)
- *英語での発音(記号)も同じ
ナ行)
- ナイト:knight(騎士、チェスの駒の一種) と night(夜)
- *正式な英語でも同音
ハ行)
- パイ:pie(洋菓子) と π(円周率の記号) と 牌(マージャンの札)
- バイト:arbeitの省略(ドイツ語由来で短期の時間給労働) と bite(噛みつく/食い付く)
- <biteの例>ファーストバイト、釣りの『アタリ』
- バス:bus(乗り物) と bass(低音、魚の種類) と bath(風呂)
- *busはomnibus(オムニバス/乗合馬車/乗合自動車)の略称
- *bassは楽器の場合、ほぼ例外なく『ベース』と発音される
- バース:Bass(元プロ野球選手Randy Bassの登録名) と berth(貨物船用の岸壁) と birth(誕生)
- <バース選手の登録名について>『バス』の方が原音に近いものの、所属チームが阪神(運輸業)だった為、『阪神バス大ブレーキ』や『阪神バス大暴走』などと揶揄される事を予想して、避けた(らしい)
- <birthの用例>バースデー
- パース:pers(perspectiveの略)(遠近法) と Perth(オーストラリアの都市) と purse(口金付きの財布)
- バット:bat(野球のバット、コウモリ) と vat(角形で浅い金属製、ホーロー製の容器)
- バディ:body(体、胴体)(の原音に近い発音で、しばしば滑稽表現)と buddy(仲間、相棒)
- *bodyは他にも、『ボディ』または『ボディー』まれに『ボデー』など、発音(表記)の揺れが多い
- バブル:bobble(フラフラする、ファンブルする) と bubble(泡、シャボン玉)
- <bobbleの例>バブルヘッド人形
- <bubbleの例>バブル経済、バブリー
- *前者を英式に『ボブル』と発音する事で区別は可能
- バレー:valley(谷) と volleyball(バレーボール/排球)の短縮形
- ハロー:hallo(やあ、もしもし) と halo(光背、後光)
- *前者を『ハロゥ』、後者を『ヘイロゥ』と発音することで区別は可能。
- *後者は『ハロー効果(光背効果)』と言う形で使われる事が多い
- パン:pan(英語で浅鍋) と pão(ポルトガル語で麺包)
- ハンガー:hanger(洋服掛け) と hunger(餓え、飢餓)
- *後者は主に『ハンガー・ストライキ』の形で使われる
- パンク:pancture(タイヤ等の空気が抜けること)の省略形 と punk(パンクロックやパンクファッションなど)
- バンド:band(帯、紐、楽団) と bund(波止場、堤防、埠頭)
- ピース:peace(平和) と piece(一個、小片)
- *正式な英語でも同音
- ビート:beat(音楽用語/小刻みなリズム) と beet(農作物/テンサイ類)
- *正式な英語でも発音は共通
- *後者を複数形の『ビーツ』と発音する事で区別は可能
- ファースト:first(最初、一番) と fast(早い、急速に、断食する)
- *後者は『ファスト』と表記される場合が多い
- ブイ:buoy(海洋で使う浮き) と V(アルファベット22番目の文字、勝利/優勝の略称)
- フェイス:face(顔) と faith(信頼)
- フォーク:folk(民族、国民の) と fork(食器)
- フード:food(食べ物) と hood(頭巾、覆い)
- プードル:poodle(犬の品種)(ドイツ語由来?) と poudre(粉)(フランス語/製菓用語)
- フライ:fly(蠅、飛球) と fry(揚げ物)
- フライデー:Friday(曜日)/FRIDAY(雑誌) と fry-day(揚げ物が安い日)*和製英語
-
コンビニの手作り(?)ポスター / 東京都区内 / 2024年4月撮影
- ブラック・フライデー:Black Friday(秋の特売日) と black fry-day(揚げ物の特売日)*和製英語
-
- ブランチ:branch(枝、支店) と brunch(朝昼兼用の食事)
- フリー:free(自由) と flea(蚤)
- <fleaの用例>フリーマーケット(蚤の市)
- プリン:pudding(洋菓子菓子) と purine(複素環式芳香族化合物)(てなんだ?)
- <前者の用例>カスタード・プリン、プリン・ア・ラ・モード、焼きプリン
- <後者の用例>プリン体(尿酸値が上げる栄養素)(と言われる)
*前者を『プディング』、後者を『ピューリン』と発音することで、区別は可能
- プレーン:plane(飛行機、平面) と plain(明白な、無地の)
- *正式な英語でも同音
- *ただし『プレイン』の方が原音に近い
- フロック:fluke(まぐれ、偶然) と frock(フロックコート)
- *flukeは『フルーク』と読んだ方が原音に近い
- ベース:bass(低音域の楽器や声) と base(基地、土台)
- ベスト:best(最上) と vest/フランス語でtveste(衣服)
- ベリー:very (非常に、とても) と berry(果実) と belly(腹部、おなか)
- ベンツ:Benz(メルセデス・ベンツ/自動車メーカー) と vents(ジャケットやスカートに入れる切れ目)
- ホース:hoarse(馬) と hose(水まき用の管)
- ホール:hall(玄関、会館) と hole(穴) と whole(全体、まるごと)
- *hole と wholeは正式な英語でも同音で、発音的にはホウルの方が適切か
- ボルト:bolt(nut/ナットと組み合わせて使う接合部品) と volt(電圧の単位)
- ホーム:platform(鉄道駅の乗降場)の短縮形 と home(我が家、自宅、家庭)
- ボール:ball(球、舞踏) と bowl(碗、丼、アメフトの競技場や大会タイトル) と board(ボール紙、 段ボール)
- *bowlは『ボウル』の方が原音に近く、実際そのように表記される場合もある
- *boardは『ボード』の方が原音に近く、実際そのように表記されるのが一般的
マ行)
- マウス:mouse(ネズミ) と mouth(くち)
- マスク:mask(覆面) と musk(マスクメロン)
- *後者は香水の場合だと”ムスク(麝香/ジャコウ)”と表記/発音される)
- マスト:mast(船舶の帆柱) と must(必須の/必須の物)
- <mustの例>マストブック(必読書)、マストバイ(必ず買うべき品、お買い得品)
- マニフェスト:manifest(産業廃棄物の処理記録) と manifesto(選挙あるいは政権公約)
- ミート:meet(会う) と meat(食肉)
- *正式な英語でも同音
- メジャー:measure(物差し) と major(大きな・主要な)
- *後者はメイジャーの方が適切か?
*英国のMajor元首相は”メイジャー”と発音されていた
- メイド:made(○○製、○○作り) と maid(お手伝い、女中)
- *正式な英語でも同音
- モール:mall(商店街) と maul(ラグビーの密集戦術) と mogol(装飾具)
ヤ行)
- ユース:use(使う事、用途) と youth(若さ、青年期、若者)
ラ行)
- ライト:right(右、正しい) と light(明かり、軽い) と write(文字を書く) と Wright(姓)
- *right と write と Wrightは正式な英語でも同音
- ラガー:lager(ビールの種類) と rugger(ラグビー・フットボールのくだけた呼び方)
- *ruggerを『ラグビー選手』の意味で使うのは誤り
- ラッシュ:lash(まつげ、鞭) と rash(かぶれ、無謀な、擦り傷) と rush(突進する、急いで○○する)
- <lashの例>ラッシュカーラー(まつげ用コスメ)
- <rashの例>ラッシュガード(擦り傷防止用の上着)
- <rushの例> 通勤ラッシュ
- ラップ:lap(ラップタイム、膝) と rap(ラップミュージック) と wrap(包む、包装)
- *rap と wrapは正式な英語でも同音
- ラバー:lover(恋人、愛人、愛好家) と rubber(ゴム、ゴム製の)
- ラン:LAN(ローカルエリアネットワーク) と run(走る/走り)
- ランチ:launch(艦載の小型船、ローンチ) と lunch (昼食)
- ランプ:lamp(照明器具) と ramp(ランプ肉) と rump(傾斜路。特に高速道路の出入口。)
- リース:lease(長期の賃借)(例:カーリース) と reath(花輪)(例:クリスマスリース)
- リスト:list(表、名簿) と wrist(手首) と Liszt(作曲家のFranz Liszt)
- リーダー:leader(先導者、首位にいる選手) と reader(読者、読本)
- リーチ:Leach/Leech/Leitch(人の姓) と reach(スポーツ用語で選手が両手を開いた時の長さ) と 立直(中国語/マージャンやビンゴゲームで上がり寸前の状況)
- リード:lead(率いる、先導する) と read(読む) と reed(管楽器用の薄い板状の部品)
- リーフ:leaf(葉、葉っぱ) と reef(環礁、暗礁、珊瑚礁)
- レア:rare(生の、希少な) と layer(層)
- *『レアチーズケーキ』より『レイヤーチーズケーキ』の方が適切か?
*『レアチーズケーキ』を『レヤー・・・』や『レーヤー・・・』と表記する例も物語の翻訳で見たことあり
- リンク:link(WEBリンク、連結、環) と rink(スケート場)
- レザー:leather(なめし革) と razor(剃刀)
- レディ:lady(婦人) と ready(用意が出来ている、ヨーイ(スタート)
- レバー:lever(操作棒、てこ) と liver(肝臓)
- レース:lace (透かし模様の生地 /靴紐) と race(競争)
- レビュー:review(再検討、批評) とrevue(軽演劇)
- *正式な英語でも同音だが、『リビュー』の方が本来の発音に近い。
*revueはもともとフランス語で、『ルヴュ』が本来の発音に近い。
- ロー:low(低い) と raw(生の、加工していない) と row(人や耕作物の列、表計算ソフトの行/横列、漕ぐ)
- <rawの例>ローデータ(デジタルカメラで撮影したままの画像データ)<rowの例>コーンロー(髪形)、フロントロー(ラグビー用語でスクラムの最前列)
- ロイヤル(あるいはローヤル):royal(王の、王室の) と loyal(忠実な)
- ロイヤリティ:royality(印税、特許使用料) と loyality(忠誠心)
- ロケット:locket(収納型のペンダントや指輪) と rocket(筒状の発射物)
- ロック:lock(鍵) と rock(岩、ロックンロール音楽)
- ロッカー:locker(収納庫) と rocker(ロック歌手)
- ロール:roll(転がる、巻く) と role(役割、劇の役)
- *正式な英語でも同音
- ローン:lawn(芝生) と loan(長期の借金) と lone(一人の、孤独な)
- *loan と loneは正式な英語でも同音
- *loan と loneは『ロウン』の方が原音に近い
【まとめ】
- 日本語は多くの他言語に比べて、母音、子音の類が共に少なく、外国語を音写(カタカナ化)する場合にどうしても書き分けが出来ない割合が高い。
- <典型例>英語の S/SE/CEとTH 、RとL、BとV、FとH
- <増えたカタカナの例>ヴ(Vに対応)
- <減った音声表記の例>ヰ(ゐ)、ヱ(ゑ)
- *商品名(ウヰスキー、ヱビスビール)や人名などでわずかに現存している
- 『ハ行 と ラ行』の同音異義語が多い
- 筆者が当初予想したより多く出てきたがが、日本語にはもともと同音異義語が多いので、抵抗感が少ない(あるいは鈍感になっている)と思われる。
- 改訂 2025/1/15 (69回目)
- 初出 2020/09/26
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