【始めに】
イチロー選手のファン、関係者、ご親族、そしてご本人(ありえませんが…)には閲覧をお勧めしません。
また、もし閲覧して気分を害された場合はお詫びいたします。
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イチロー。
日本プロ野球史上最高の技量と記録を持つプレーヤー(の1人)だった事について議論の余地はなく、その卓越したバットコントロールと俊足により、オリックス在籍時(1992~2000で1994にレギュラーに定着)は、パ・リーグ全体の守備戦略にまでに影響を与えたとさえ言われている。
しかし、彼の現役時代の発言内容や態度はスーパースターと賞賛されるに値するモノではなく、むしろプロ野球の魅力や自身の本質から完全に乖離しているケースが多かった。
オリックス時代はサヨナラヒットを放った瞬間、ベンチに向かってガッツポーズを見せるなど、野球少年の延長線上にいるように溌剌としたシーンもあったが、首位打者が定位置となった後はマスコミに対する人を食ったようなコメントばかりが多くなったため、筆者はネガティブな印象を抱いていた。
- マスコミに対する不信感は理解出来るが、それを差し引いても態度やコメントが不親切。
- 試合の勝ち負けや集客あるいは年俸までを超越した存在
- すなわち野球道を追求する野球家(baseballist)を目指しているのかも知れない。
- *個人の打撃成績に関しては超越出来ていないように見える
- *無観客試合でさらに高いパフォーマンスを発揮するかも?
- 【結論(現役時)】
- 野球が抜群に上手だが、それ以上に過大評価されている人。
- ひょっとして 野球家。
しかし、2019年の引退会見記録を読んで次の事が判明した。
【引退会見から分かったこと】
- "イチロー"と言う名前で売り出される事に抵抗があった。
- しかし、それを受け入れない限り一軍での出場機会が失われる(最悪の場合選手生命が断たれる)危険性があった。
- ←予想通り(コーチや監督と反りが合わなくて干されたり、フォームが崩されたりは良くある話らしい)
- 野球を純粋に楽しいの感じたのはオリックスで一軍に定着するまでだった
- ← 想像は出来る
- ファンの為にプレーする喜びを理解したのはヤンキースに移籍した頃からだった
- ← 遅すぎ!
- 大リーグでは「クビになるんではないかな」と考える事があった
- ← 意外な発見
- また、この会見の序盤、コメントが一区切りしたところで、「え、おかしなこと言ってます?」、「おかしなこと言ってます?」、「大丈夫?(笑い)おかしいこと言ってます?」の表現が続いたのが印象的であった。
- ←内容的には極めて素直でまともであった
【結論(引退会見後)】
- 「野球の天才が危機感を持って努力し続けたらこうなる」ことを実証した『野球家』。
- ただし、プロ野球があくまで興業(観客からのお金、応援、情熱、憧れなどによって成り立つ)である事を理解するのに時間が掛かった人。
- そもそも、野球と言う競技自体が性格的に向いていなかったのかも知れない。
- *長い棒の曲面で高速のボールをフェアグラウンド内へ強く打ち返す(守備側は打たせない)事が攻撃(攻防)の基本で、偶然や運の要素がかなり高い競技
- *団体競技なので、味方のプレーヤーに足を引っ張られることも多い
【蛇足/蛇足】
- 本来なら最高出塁率を狙うべきだったと思うし、チーム事情によっては、長打を狙って打点も相当稼げたはず。
- <年間200本安打>と言うのはボール球にも手を出して行かないと達成出来ない記録で(実際にストライクゾーンよりボール1個分広く打ちに行っていたと言われる)、チームの勝利への貢献度は決して高くなく、実際チームの士気に良い影響は与えていなかった。
では、なぜ鈴木氏がこの記録にこだわるようになったかと言うと、①積み上げ型で(打率や出塁率と違い下がらない)、②外部要素に左右されにくい、と言う点が性格的に合っていたからだと思われる。
2021/08/05改訂(2回目)
2020/10/17初出