お姫様病/公主病(ゴンヅービン)。
正式な医学用語ではないが、台湾と一定上の深さで関わりを持つようになった人は、その存在を是非とも知っておきたい風土病である。
- 【病名】
- お姫様病/公主病(ゴンヅービン)
【主な症状】*維基百科(Wikipedia中国語版)の『公主病』の内容を参考に筆者が要約
- 自分が一番かわいいと思っている。
- 他人を容姿で差別する。
- 男性を召使いのように扱う。
- やりたいことをすぐにやり、欲しいものはすぐ手に入らないと気が済まない。
- 可能な限り誰かにやってもらおうとする。
- 家事を含めた労働はしたくない、あるいは実際にやらない。
- 自分の思い通りにならないと怒りで解決しようとする。
- 物事の道理や本質が見えない、そもそも見ようとしない。
- 自分にとって利用値がない人とは関わらない。
- 自己顕示欲が強い。SNSの画像撮影にたっぷり時間をかける(かけ過ぎる)。
- 体調不良や痛みに対する反応が大げさ。
- 常識がない上、興味の無いことには無関心。
- 細かいことにこだわる。
- 他人には厳しく自分には甘い。
- TPOをわきまえない。
- 自己評価が高い。
- 自己中心的で見栄っ張り。
- 【罹患率(推定)】
- 若年女性の15%~20%
- 【特徴】
- 自覚症状がないこと。
- 外見だけでは判断がつきにくいこと。
- 【原因(推定)】
- 幼少時より甘やかされて育ったため
- 受験用の勉強ばかりさせられたため
- 母親もそうだった
- *上記の遠因として少子化もあると考えられる
- 【台湾以外での主な発症国および地域】
- *発症率が高いと思われる順
- 中国、韓国、香港、シンガポール、日本
- 【同系統の病気】
- 小皇帝:中国の一人っ子政策時代に育った男児に多く見られる
- 【治療法】
- 確立されておりません
- 確立される見込みもありません
- 【予防法/拡大防止策】
- 見当たりません
- 【今後の見通し】
- 女性が強かったり尊重される事を社会的安定の証として見た場合、少子化傾向と相まって今後も発症者数は増加すると思われ、実際に予備軍も豊富に控えていると言われている。
- 【周囲の人が取るべき対応】
- あきらめる
- 関わりを持たないようにする
- 縁が切れるの待つ
- 【公主病の女性と交際している男性が出来ること】
- あきらめる。
- 別れる。
- 【公主病の女性と結婚している男性の取るべき対応】
- あきらめる。
- 別れる
【まとめ】
- 周囲の人、特に配偶者にとって、『あきらめが肝心』である事を学ぶにはこれ上ない教材と考える事も可能。
もちろん、これに要する時間と費用は安くないけれど。
最終更新2020/09/12
初出2020/08/11
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