
台北市内(2020年11月)
緑の切妻屋根/Green Gables |
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小説"赤毛のアン"の原題は、"緑の切妻屋根のアン/Anne of Green Gables"。
色相的には全く反対になっているが、日本では「"赤毛"でなければアンじゃないと」言うほど定着しており、むしろ原題よりこちらの方が好きと人もいる(元々は翻訳者の娘さんがいくつかの候補の中から選んだ題であり、筆者もその一人)。
実際の舞台は「カナダの小さな島」かつ「家は2階建て」であることはさておき、「緑の屋根でさらに切妻」と言うものを実際に見る機会は非常に少ないので、その存在だけで物語感を鮮明に発散している。
防犯カメラやエアコンが設置されている通り、現在も住宅か人が集うスペースとして使われているようで、撮影時には建物の内部から音楽が流れて来ていた。
初出2020/12/8

台北市内(2020年11月)
赤煉瓦 |
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赤煉瓦、グレーの屋根、白い窓枠とドア枠、白い柵、そしてそれらを支える緑の敷地。
無駄な装飾はないけれど、安らぎと温かみが溢れている。
道に面したこの窓から、どんな住人がその往来を眺めていたのだろうか。
初出2020/11/09