脱帽系 |
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- ヘルメットは『安全帽』や『保護帽』と呼ばれる事も多い
エレベーター定期点検作業中の表示。
キャラの描線は非常に繊細だが、文言的には『あぶないですからちかづかないでください』ときっちり主張している。
画像が右から左の物に変切り替わる簡易アニメーションにより、頭を下げる動作が分かり易く表現されている。
イラスト自体は上手いものの、人物の風貌、普段着っぽい服装、正座しながら安全帽を地面(?)に置くなど、現場のリアリティが全く伝わって来ない。
服がピッチピチ。
上着のボタン、両脇、股、両腰の周辺に深いシワが寄っている。
これでは動きにくいのではなかろうか。
あと、前髪の長さも気になる。
黒一色、上半身のみ、描線も最低限に搾られているが、あやまり感は充分伝わって来る。
ほぼモノトーンのデザインだが、ヘルメットの十字マークはしっかり緑色で表現されている。
工事がない日なのに頭を下げている。
横分け(約8対2)の髪形に『昭和』を感じさせるキャラクターだが、会社の創業は明治時代。
作業員感が圧倒的に希薄。
脱帽系に分類したが、『脱衣系』と言った方が適切だろう。
お辞儀の角度がほぼゼロに見える。
また、ポケットに手を突っ込んでいるように見える。
積水ハウスの別バージョン。
情報量が多く、キャラが昭和風。
上目遣い、髪型、口の形。
あまり誠意が伝わって来ないと感じるのは、果たして筆者だけだろうか?
髪型、作業服、安全帽にリアリティを感じる。
実在の人物をモデルにしたのではないだろうか。
一見エリート社員ぽいが、右手の所作が仁義を切っているようにも見える。
公共工事(下水道)と言うことで、お上意識が漂っている。
*個人の感想です
デザイン的には髪形(髪が一本だけ立っているのにも注目)、ポケット、ベルト、脚が独特。
さらっと描かれているが、無駄な線を用いる事なく、斜めからの人物像を視認性高く表現している。
セリフ(?)も1行に搾っているが、現在形でなく未来形表現になっている。
インターホン取り替え工事の案内。
サイズ自体が小さく、一般的な建築工事よりソフトなイメージ。
一見シンプルなイラストだが、毛先表現、目の光、左腰の外付けポケット(?)、手の白さ、靴のツヤ等にこだわりを感じる。
このような人にこのような態度で謝られて、腹を立てる人は少ないだろう(特に女性)。
髪と靴のツヤもしっかり表現されている。
着帽系 |
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- ヘルメットは『安全帽』や『保護帽』と呼ばれる事も多い
小さいながら、確かな画力を備えたイラストレータが自信を持って描いた思われる昭和テイストに満ちたキャラクターは高い完成度にあるが、謙虚さはほぼゼロ。
『さわやか枠』ど真ん中だが、2頭身で表現することにより『ユルさ』を同居させている。
服装の現場感が希薄でキャラの顔や体型も中性的。
つまり印象にも残りにくいが、意図的にそうデザインしたのかも知れない。
一見普通だが、頭を下げる動きを表す線、撫で肩、右を下にして重ねた手、踵の高い靴、リボンを思わせる靴紐の結びなどが特徴的。
ひょっとして、女性が描いたイラストなのかも知れない。
ほぼ直立しているだけで、サイズも小さく存在感も薄い。
『絵もとりあえず入れときました』感にあふれた仕上がりになっている。
一見地味だが、クセが散在している。
①肩から腕が直角に曲がっている②ベルトのバックルがデカい③足首が細い④靴底が厚い⑤『只今、工事中』の表示が左手で分断されている。
体の動きを線で線で表現している例は珍しい。
目の表情も非常に独特だ。
安全帽と作業着の仕様がかなり新しい。
会社の創業が平成17年(2005年)で、社名もアルファベット。
ヘルメットと作業着の仕様がかなり新しい。
平成17年創業の会社で、社名もアルファベット。
眉毛の角度に特徴がある穏やかなキャラで、服装や姿勢にも乱れがない。
株式会社の『会』が正字(旧字体)の『會』となっているので調べたところ、創業明治3年(1870年)で2024年現在、124年の歴史を持っ塗装専門である事が分かった。
サイズ、表情、体勢など全体的に控えめ。
一方で、人物と看板の大小バランスと微妙な距離感が気になる。
ピクトグラム寄りのシンプルながら誠意が感じられるキャラクター。
ただし、『赤と黄』と言う退色しやすい色が主体のため、よく見ないと良さが伝わりにくいのが惜しい。
駅員と作業員が並んで(意外に)低姿勢を見せているが、表記はあくまでも【おしらせ】。
駅員は髪が長いようにも見えるので、もしかしたら女性の可能性もある。
赤鼻が気になって、謝っている感じがほとんど伝わって来ない。
*個人の感想です
笑顔に微塵も屈託がなく、楽しい知らせを発表するかのようだ。
茶髪かつ眼鏡を掛けているキャラは珍しい。
特徴がハッキリしている事からモデルがいる可能性もある。
しかし、本当にそうだとしたら何故この人が選ばれたかは謎だ。
LED式表示板(盤)の一画面。
人物は外枠と文字に圧迫されて肩身が狭そうだが(実際に肩幅が狭く描かれている)、ラッシュ時の地下鉄車内やエレベーター内では日常の情景であり、むしろ角(すみ)に収まってしまった方が落ち着けるかも知れない。
人物のバランスが取れており、お詫び看板の特性(歩行者がある程度の距離から一瞬だけ見る)に合わせて、描写密度、配色、メッセージも程良く取捨選択されている。
初期のテレビゲームのキャラクターのように、少ない線と色で構成されており、目は省略されている。
稚拙な印象を受けるが、遠くから見る(見られる)には良いアイデアと言えるかも知れない。
どういう動物を模したキャラなのよく分からない。
もし人だとしたら、この顔色はあり得ない。
人物に責任者感がある。
年齢層高めか?
あと、イラストの解像度が低いため。描写線がドットになっているのが気になった。
他社のキャラクターと似ている気もするが、どれどどが似ているかを答えるのは難しいと言う、不思議な仕上がりとなっている。
全ての線が直線と半径(R)で表される曲線で構成されているように見える。
一見シンプルだが、遠近法を効果的に採り入れおり、ズボンの影(襞)にもこだわりが感じられる。
顔の表情、服装、姿勢など全ての点で真面目さが伝わって来る。
特に安全帽と靴のツヤは常に手入れを行っている証拠と言える。
ただし、ベルトの緩み具合から肥満気味である事が察せられる。
また、緑色の作業着は珍しい。
それぞれの特徴がはっきりしている事から、実存の人物がモデルになっている可能性を感じる。
大東建託と同じキャラだが、こちらは中国語バージョン。
大東建託と同じキャラだが、こちらは英語バージョン。
キャラクター的にはあまり特徴が無い。
版権フリーの佇まい?
女子系 |
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- 出現率は低い
性別の見分けが難しいキャラだが、上着の合わせが『左前(ひだりまえ)』になっているので、女性だと判断した。
その他にも、グリーンの上着とネクタイ、上着の裾の膨らみ、手足の先端部が丸いなど気になる特徴が多い。
工事現場のお詫びキャラは設置目的から基本的に撫で肩である率が高いが、このコンビの肩幅の狭さは、(注)女子と言う事を差し引いても極端に狭いと言える。
(注)左右のキャラの顔と同一なので両方とも女子と思われるが、右側は男子を表現している可能性もある。
上っ張り、ジーンズ(?)、ブーツと服装に現場感が希薄で、安全帽を抱える位置も何となく不自然。
事務職の女性がモデルになっている可能性が大。
ヘルメットからはみ出た茶髪に目が行くが、そのツヤツヤ具合も遺憾なく表現されている。
動物系 |
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企業ホームページ(沿革)によると、2002年に誕生した『ぽっぽ』と『ほろすけ』と言う公式キャラクターで、2011年にはモニュメントも作られているとの事。
それはともかく、『謝り要素』はほぼゼロ。
恐縮感に満ちたウサギ。
頬のピンクなどタッチも繊細で完成度は高い。
版権フリー素材の可能性もあり?
文言のトーンは丁寧かつ低姿勢だが、キャラクターのブルドッグ(?)は傲慢かつ挑発的。
*個人の感想です
ユニットバス交換工事の案内。
シンプルなイラストだが、ヘルメットと犬(?)の尻尾の描写だけが若干細かい。
特にヘルメットは耳が出る仕様になっている上、紐をアゴの部分に無理矢理引っかけている。
デザインの完成度は高く、動物とスコップの組み合わせも面白い。
ただし、既存のデザインをそのまま使っている可能性もあり。
ほとんどの現場で『お詫び看板』の掲示は1枚のみだが、日本ハウズイング社の場合は、5~6枚の大量掲示体制が敷かれている。
ここに登場するキャラクターが犬であるニーズ(必要性)を感じられない。
もし、社名に含まれる『ワン』から犬の鳴き声『ワン!』を連想したのなら、安易すぎると思わずにはいられない筆者がいる。
猫x二匹。
名前が明記されている。
誰かのペットなのだろうか。
他のお願い看板とはかなり違う世界観を現出している。
①キャラクターが犬(?)
②キャラクターが小さい
③キャラクターが小さい
③足の下に影のような楕円があるため、『正座しながら浮遊している』ようにも見える。
『ライオンズマンション』のライオン。
そして、大京(だいきょう)』のキャラクターなので『ダイちゃん』と言うシンプルなキャラ付けになっている。
ピクトグラム/記号 |
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両腕が腿の上あたりに置かれ、上着の裾部分も直線的でエプロン感がある。
『50m先』に続いて『右折工事中』に遭遇した。
分かりやすく、恐縮感も充分出ているが、肩をもう少し落とすと(丸みを持たせると)完成度がもっと上がると思われる。
上下を英語で挟む構成になっており、絵よりも文字にこだわりを感じるが、ピクトグラムのデザインもかなりの完成度に達している。
構成要素を絞り込んだピクトグラムだが、ネクタイとボタンは省略できないようだ。
また、ピクトグラムが足元に広がる黄色い円形にもこだわりが透けて見える。
人物像を極限まで記号化しながら、脱いだヘルメットを右腕で抱えつつ頭を下げる動作はしっかり表現されている。
天体 |
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モチーフを推測しにくい謎キャラだが、星(みたいな物)があるので、『満月くん(?)』と勝手に命名させて頂いた。
ゆるキャラの一つか?
『ポタリちゃん』の名前が明記されている。
『地球くん(?)その1』と同じキャラと思われるが、若干お詫び感が感じられる。
地球がモチーフのグローバルなキャラクター。
安全帽の代わりにマンホールの蓋を被ると言う暴挙に及んでいる。
既製品・版権フリー |
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- WEB上で購入や入手可能
ユニット(株)の既製品。
このキャラクターは同社の定番として、他の製品にも展開されているようだ。
ちょっと偉そう。
額にかかる巻き毛や腰に当てた手も、人に何かをお願いする姿勢とは思えない。
また、赤文字で強調された『お願い』と『いたします』の間に置かるスペースも不自然。
番外 |
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自動販売機が故障を起こしたようだ。
飲食店の支払い方法が限定される事に謝っているが、飲食店に『謝りキャラ』を応用する例は珍しい。
説明、高所作業員キャラ、お願い、義務(?)、広告、注意が満載されており、結果的に何も伝わって来ない(気がする)。
*個人の感想です
正式名称は『PASMOのロボット』との事。
商標と一般名称を『の』でつないだに過ぎず、おおよそキャラクターの名前らしくないが、意表をつく形で逆に印象に残るかも知れない。
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