料理名。
海外で外食をする場合、メニューを見たり読んだりしても内容を推測するのが難しい事は当然だが、【日本語に馴染みのない外国人が日本で同じ場面に遭遇する事に比べたらまだマシ】だと思えたので、【理解や想像が難しいと思われる例】を具体的に挙げてみたい。
【グロテスクに感じる(はず)】
- 鬼殻焼き👹:海老の串焼き
- 親子丼:鶏肉の卵とじを乗せたご飯もの
- カッパ巻き:寿司の巻物
- かぶと焼き/兜焼き:ウナギ料理
- きつね:そば/うどん
- 雀焼き:鮒の串焼き
- 鷹の爪:トウガラシ
- 他人丼:そば屋のご飯もの
- たぬき:そば・うどん
- ハチノス/蜂の巣:焼肉
- むじな:そば・うどん
- 目玉焼き:卵料理
- 山鯨/山くじら:イノシシ肉の言い換え
<食材や料理名とは思えない(はず)>
- 磯辺焼(いそべやき):海苔を巻いた焼き餅
- 桜鍋(さくらなべ):馬肉を使ったすき焼き
- ザブトン/座布団:焼肉の部位
- ダルマ(達磨?):焼肉の部位
- 鉄火(てっか):寿司の巻物(まれに丼)
- テッポウ(鉄砲):ホルモン焼、もつ焼
- トンビ(鳶?):焼肉の部位
- バクダン:寿司店のおつまみ あるいは 丼
- ぼたん鍋/牡丹鍋:イノシシの肉を使った味噌仕立てのすき焼き
- ヤゲン/薬研:焼き鳥の部位
【ネーミングと実態が合っていない】
- 鯛焼き/タイ焼き:鯛は使われていない
- 羊羹(ヨウカン):本来は中国語で、『羊肉入りのとろみ付きスープ(または煮こごり)』の意味
- *中国語話者にとって、『芋羊羹』になると更に理解不可能だと思われる
【発生する背景】
- 食材や料理のアップグレード感(高い料金を設定し易い)、何かにあやかりたい、既存品よりインパクトを与えたい、見立て、省略、洒落、忌み言葉、隠語、符丁など、いろいろ
- 仏教の影響;明治時代になるまで、獣肉を表立って食べる事は憚(はばから)れた影響も大きいか
【まとめ】
- 生活に余裕が生まれると食事が単なる栄養摂取の行為から離れて行くが、料理名の多様性はその余裕度が高いほど生まれやすい(と思われる)
改訂
2026/02/01 初出