【始めに】
昭和後期に人気があったヒーロー/ヒロインを主体に、筆者が考案したモノを加えて紹介しています
昭和のヒーローや正義の味方。
伝説的な物からマイナーな物まで、沢山のヒーロー(女性の場合はヒロイン)が生み出されたが、ヒットした例を見る①「手強い敵たち」と②「強いだけじゃない」と言う点が、重要な要素だったと思われる。
ここではその中から、宿命的とも言える「もどかしくも愛おしい弱点たち」を紹介したい。
【実在作品より】
- アイアンキング(サイボーグ):巨大化時の活動時間が1分間(らしい)
- イナズマン(超能力者):変身が二段階式で、一段階目「サナギマン」の時はかなり弱い。
- ウルトラマンA(うるとらまんえーす)(M78星雲人と月の住人?):北斗星司と南夕子が「ウルトラタッチ」のかけ声とともに、互いの指にはめたウルトラリングを合わせて変身すると言う複雑さがあった。
- *全52話のうち28話を最後に、変身方法簡略化された(北斗が一人でリングを合わせるのみで変身可能なった)らしい。
*筆者は子供の頃リアルタイムで見ていて、姉とチャネル権争いをしていた(隔週で決着)
- ウルトラセブン(M78星雲人):『ウルトラアイ』と言うゴーグル(?) がないと変身できない
- *『ウルトラアイ』は1個しかないらしく、忘れ物、紛失、盗難などの際は非常に困る
- ウルトラマン(M78星雲人):地球上では3分間しか活動できない
- *他の家族も似た体質だが、時間には個人差があるらしい
- 仮面ライダー(改造人間):変身ベルトの風車を高速回転させないと変身出来ない(らしい)
- *トラブルの発生頻度はかなり低かった印象がある
- キカイダー(人造人間):「プロフェッサー・ギルの笛」の音が苦手
- キカイダー01(きかいだーぜろわん)(人造人間):太陽(光)がないと活動できない
- スーパーマン(クリプトン星人):電話ボックスで着替えをする
- *正確にはコスチュームは常に着ている(らしい)ので、上に着ている服を脱いでいるだけ(の模様)。
*周囲に電話ボックスが見当たらない場合は、他の場所を利用する柔軟性を持ち合わせている(模様)。
- 鉄人28号(戦闘ロボット):あくまでラジコンで操縦される機械なので、ラジコンが悪の手に渡ると、その手先に早変わりする
- レインボーマン(愛の戦士?):力を使い果たすと「ヨガの眠り」に入り、5時間にわたり活動が一切停止する
- *筆者は子供の頃リアルタイムで見ていて、本気でハラハラした(笑)
【筆者考案】
- エリート戦隊ソシキング:東証一部上場企業会社員型戦隊。実はサービス残業や休出が多く、メンバー全員がなかなか揃わない。
- コストセーバーZERO:税理士型ヒーロー。変身に掛かるコスト(準備/片付け時間、費用、体力の消耗、周囲への迷惑、その他)を細かく計算し、変身回数を極限まで減らす事が使命になっている。
- 麻雀戦隊ゴレンチャン:夜型かつ一回の活動時間がだらだらと長くなりがちで、体調がなかなか整わない。
- 快傑ジェントルMAX:弁理士型ヒーロー。戦闘を回避し話し合いで解決するのが身上で、シリーズ中、一度も変身しない。
- 貴族戦士ジュウニヒトエンジャー:貴族型ヒロイン。格式の高さと豪華さが身上。ただし、変身に①人の助けが必要、②時間が掛かる、③動きが極端に鈍くなる、④衣装代が莫大など、課題が多い
- シフトキンムーン:シフト勤務型女性戦隊。構成メンバーが前月の最終週に決まるシステム。
- 水中戦隊シュッセウオーリアーズ:出世魚型戦隊。最強/最大になるまで数回変身が必要で、土地によって段階毎の呼び名や順番も変わるのでややこしい。
- 実際、変身(出世)しても見た目はほとんど変わらず、どの状況にあるのか判断出来ない事から、序列争いが絶えない。
- トラブル解決スッタモンダー:人助け型戦隊。他人の事を心配する前に、まず隊員の間での『すったもんだ』を解消する方が先決。
- 百発百中ダーツマン:ダーツ愛好家型ヒーロー。能力や特徴が違う7種類のヒーローに変身出来るが、どれになるかは回転式(ルーレット式)のダーツ(毎週1本のみ)で決めるので、全然戦力にならないケースがある
【結論】
- ヒーローにはカッコ良さと弱さのギャップが欠かせない。
2024/06/02 改訂(2回目)
2021/9/25 初出